建物の構造には大きく分けて3種類あります。鉄筋コンクリート構造、鉄骨構造、木造です。マンションタイプは鉄筋コンクリート構造で古いアパートは木造です。どんな違いがあるのでしょうか?鉄筋コンクリート構造の優れているのはその耐震性と耐火性です。地震が来ても火事になっても建物は簡単には壊れません。また、遮音も優れているので、静かな空間も希望する人にはお勧めです。デメリットは湿気です。気密性が高いため、湿度がなかなか抜けません。場合よっては結露の発生を防ぐために、一日中換気する必要があります。また、どうしても大きな柱や梁が部屋の中に出てきてしまうので空間をうまく使えないというデメリットもあります。 その点優れているのが木造です。通気性が良いので結露の発生を抑えることができます。また、建築費用も安いので賃貸料も安めになっています。鉄筋コンクリート構造だと部屋の中に柱や梁が出てきているので、空間がうまく利用できない場合がありますが、木造の場合にはその心配がありません。防音という点では木造は劣っています。でも、築年数の浅い建物の場合には防音素材がちゃんと使われているので、そんなに心配する必要はありません。
アパートのタイプにメゾネットタイプというのがあります。どういうタイプかというと2階以上の階層のある居住空間に内階段が設置されている住戸です。マンションと戸建て住宅の良さをミックスした良さがあります。上階はロフトとはちがい、居室として使用できます。オシャレで開放的な空間を作ることができますし、上部階にはバルコニーがあるので、通風や採光の点でも優れています。吹き抜けがあるのでリッチな空間も楽しむことができます。 その他にも例えば1階がリビングダイニングで2階がプライベートスペースの場合に、1階部分さえ整理整頓してあれば急の来客にも困りません。また、下階を公共スペース、上階をプライベートスペースに分けていればプライバシーを保ちやすいです。 デメリットは階段が空間にあるので事故が起こりやすいこと、バリアフリー性がないことです。あとは、場合によっては冷暖房効率が悪くなる恐れがあります。また、下階と上階を結ぶ階段が螺旋階段の場合に洗濯物を干すために上階に行くのが少し大変かもしれません。 メゾネットタイプがお勧めなのは独身でも既婚でもとにかく、来客の多い人、またはワンランク上の上質なデザイン性のある物件に住みたい人です。