保育園や小学校を有害施設だと考える人は少ないでしょう。ところがこれらの建物が近くにあると、昼間の平日は絶えず子供の声が聞こえてきます。その他にも送り迎えの保護者が行き来するため、車の往来が増える、子供の乗り降りの間は車で道を塞がれるなどが考えられます。また公園が近くにある場合も注意が必要です。草むらなどから虫が発生することが多いです。すると夏場に部屋の換気をしようと窓を開けると、虫が入ってくる可能性があるのです。それから公園でキャンプをしたり、花火をしたりすることがあり、騒がしくなるケースは少なくありません。 他にも飲み屋街があると、住んでいる賃貸物件の前で嘔吐される、中には立ち小便をする輩がいるので気をつけたいです。ただし不動産屋さんに保育園や飲み屋さんなど、避けたい施設を具体的に言っておけば、条件に合う物件を教えてもらえるので心配は無用です。そして自分のライフスタイルを伝えておくのも良いです。夜働いているのなら、就寝時間となる昼間が静かなエリアにある賃貸物件を探してくれます。それ以外にも臭いが気になることがあるので、食品を作っている工事などがないかをチェックしておくと失敗することが少ないです。
長くその土地に住んでいる人に聞いても、なかなか「この辺は物騒で」などと正直に答えてくれる場合は少ないです。それは自分が住んでいる土地の価値を下げたくない、などの理由があるからです。そのため自分で確認する必要があるのですが、実は治安面の良し悪しは意外と簡単に見分けられることが多いです。中でも賃貸物件のゴミ置き場を見ておくと良いでしょう。いつもきれいに掃除されている、収集日以外の日にゴミが出されていることがないなら、そこの治安は良いと考えて差し支えないです。 まずゴミ置きにゴミが散らかっていないということは、管理人さんや住民がこまめに掃除をしている証拠です。泥棒などの犯罪者は、人の目に触れるのを嫌います。そこで掃除している人に出くわしそうだと感じるだけで、その建物に侵入するのをやめる可能性が高いのです。加えて収集日以外の日にゴミを出すと、放火される恐れがあります。他にも空き缶や瓶、食べ残しをあさりに来る人がいます。その点で言えば、きちんとルールを守ってゴミ出しをしていると、住人以外の人が敷地に入って来ることが少ないので比較的安心です。さらに住んでいる人のモラルが良いと、トラブルになりにくいのです。